南仏7年目の私

南フランスに来て、もう7年になります。

もともと昔に、3年ほどパリに住んでいたことがあるので、フランスでの生活自体は初めてではなかったけれど、やっぱり南仏でのスタートは全然違いました。

自然が多くて、空の色も光も、パリとはまるで別世界。最初はその美しさに感動しながらも、はやり仕事や日常の中では言葉の壁にぶつかりましたね。

最初は英語で意思疎通できたけど、やっぱりフランス語を話せるようになることは私にとって“必須”でした。

同僚が話していることを理解して、その輪の中に勇気を出して入り込んだり、完璧じゃなくても自分の言葉で同僚とコミュニケーションを取れるように努力したこと、それが少しずつ私をこの生活に馴染ませてくれました。

コロナ禍で外出が制限されていた頃、家にいる時間がぐっと増えたけど、不思議と落ち込むことはなかったんです。

でももともと性格がポジティブだから、「外に出られない、最悪!」より「自分の時間ができた!」って自然に切り替えられたんですよね。

それで毎日のルーティンを作って、フランス語を勉強したり、運動したり。

時間を丁寧に、「今の積み重ねが未来の自分をつくるんだ」と信じて、その時間を自分の力に変えていたんです。

だから不安よりも、「この時間を大切にしよう、今がチャンスだ」っていう前向きな気持ちのほうが強かった。

ポジティブな性格のおかげで、外出禁止の時期も、自分を整える時間にできました。

そして気づいたら、フランス語の力も上達して、仕事でも、自分の意見を持てるようになって、少しずつ自信がついてきたんです。

何度もひつこいですが、昨年は運転免許を取るという挑戦もしました。

最終試験ももちろん全部フランス語で、正直かなり精神的に大変だったけれど、あの去年の1年は人生でいちばん努力した年だったと思います。

試験に受かった時はもうひょろひょろ〜と倒れちゃうくらい、全ての力を使い果たしました。

仕事ではうまくいかない日も、もちろんあるけれど、私を支えてくれたのは、やっぱり自然の中で過ごす時間。

森の小道を走ったり、海沿いをハイキングしたりしていると、心がリセットされていくのを感じます。

走っているうちに、頭の中のもやもやが少しずつ整理されて、また新しいエネルギーが湧いてくるのです。

そうやって、自分を立て直しながら前に進んできました、この7年。

気づけば、あの「大変だった日々」が、今の私を作ってくれた時間になっていました。

これからも、変化を恐れず、自分のペースで一歩一歩。歩いていきたい。

南仏の光と風に包まれながら、そんなふうに日々を積み重ねています。

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