10年の滞在許可書

仮の滞在許可証を3回くらい更新して、やっと本物がもらえるという連絡が来たのは、期限が切れてからなんと10ヶ月後。

マルセイユのプレフェクチュールには開館直前に行ったけれど、やっぱり当日予約の人たちですでに長蛇の列。仕方なく並んで、やっと中に入れても今度は整理券をもらってまた待つ…フランスあるあるです。

こういうのは昔パリで住んでいた頃にも経験済みなので、正直もう驚きもしない。ただ座って待つだけ。

でも、そのとき日本人の高齢のおじさんがひとり、日本語で独り言をつぶやいていて、思わず声をかけてしまった。驚いたような顔をしながらも、嬉しそうに話してくれて、「どこに住んでるの?何してるの?」と色々聞かれる。どうやら何十年もフランスに暮らしている大先輩らしい。ちょっとした待ち時間が、思いがけない出会いに変わった瞬間だった。

やがて自分の番号が呼ばれ、書類を提出し、指紋採取を経て…ついに滞在許可証が発行。

しかもまさかの 10年!

手続きをしてくれた担当者に「日本ではどこ出身ですか?」と聞かれ、「福岡です」と答えると、「ああ、北九州ですね」と淡々と返されたのが妙に印象的だった。きっと日本に詳しい人だったんだろう。

それにしても、これでしばらく更新の心配をしなくていいと思うと、本当に幸せ。

贅沢な話かもしれないけれど、今こうして働かせてもらっている会社にも心から感謝。

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